マルチジャンルホラーRPG「インセイン」を初めてやってきた

最近急に寒くなったよね、風邪には気をつけなきゃね、
とか言ってたら見事に風邪ひきました、ぎるです。
図らずも4連休を取ってしまい、凄い気まずかった…。

最近ずっとネトゲの日記ばっかり書いてたので、何か別の事も書きたいと思っていた所に、
ちょうど会社のTRPG同好会から久しぶりに「セッションしようぜ!」の連絡が。
いつもは私がKPのクトゥルフをやってたんですが、今回は別の人がGMにて、
マルチジャンルホラーRPG「インセイン」をやる事に。
(こう書くと何か凄い宣伝臭いが、正式タイトルなんだよこれ。)

私自身、インセインは名前だけ知っててやった事は無い感じでした。
元々初心者の寄せ集めで出来た同好会なので、GM含めたメンバーが全員インセイン初参加。
GM+PL5人(うち1名TRPGも初めての新入部員)の6名でのオフラインセッションでした。

知らない人向けに、インセインの簡単なルールを記載。
ルルブは買ったけど、きちんと読み込めてないので、単語とか間違ってるかも。
TRPGってなんやねんって人は適当にググって下さい。

インセインはフェイズ制とサイクル制を導入したTRPGです。
フェイズは大きく3つのフェイズに分かれる。
1.導入フェイズ
2.メインフェイズ
3.クライマックスフェイズ

メインフェイズは、イベント起きる→PCが行動する→何か起きる、情報が増える等を
1サイクルとして、PLの数だけ回す。全員分回ったら2サイクル目…という感じ。
1サイクルで出来る行動は限られており、回復、調査、感情、のいずれか1回。

回復、調査はそのままの通り。感情はインセインのオリジナリティな所。

インセインのPCは、みんな何かしらの使命と秘密を持っている。
使命、及び秘密はハンドアウトという形でPC作成時点でGMから渡される。
使命は全体に公開されるが、秘密は【自分から公開する】事はNG。
中にはシナリオのキーとなるような秘密を持っているPCも存在する。
秘密の情報なしには、探索を念入りに行っても答えが出ない事がある。

感情判定は、PC同士と関係を結ぶ事ができる。
調査した秘密や情報は、調査を行ったPLにしか公開されない物があるが、
他PCと関係を結んでいる場合、情報共有を行ったりする事ができる。

調査した結果、他PCの秘密をゲットしたりする事があるが、
それも自分と相手一つだけでは分からなかったりするが、
感情にて関係を持ったPCと情報共有した結果、ピースが繋がる…という事もある。

サイクル制で情報取得の回数が限られている為、いかに美味い事情報を得るか、
というのがキーになっている模様。

インセインの他の特徴は、狂気カードという物が存在する。
イベントにてショックを受けたりすると、狂気カードをランダムで引かされる。
狂気カードには様々な類のデメリット(偶にメリット)が記載されている。
判定から-2だの、ダメージ2だの、怪異からの回避無効だの…
但し狂気カードは引いただけでは発動しない。
カードを引いた上で、カードに記載されている条件を満たすか、
4枚未発動の狂気カードが貯まるかで発動する。
クトゥルフで言うところのSANチェックを、サクッとデメリット発動させるような感じ。

狂気カードやシナリオ情報の用意(他PCに公開できない為、紙での用意が好ましい)に
ちょっと時間がかかるものの、行為判定などのシステム自体は非常にシンプルな為、
かなり遊びやすい部類なんじゃないかなと感じた。感覚的にはボードゲームに近い。

逆に言えば、色々用意されている特技も、判定に使用する為のステータスでしか無く、
ちょっと味気なさを感じる面もあった。
フレーバーの為に、あえて数値の低い特技を使う、という事も出来なくは無いが…

今回遊んだシナリオは「きさらぎ駅」。公式シナリオ集に載っているシナリオだそうで。
2ちゃんねるオカルト板発祥の都市伝説をシナリオにしたもの。
プレイするなら元ネタ知らないままプレイした方が多分面白い。
知ってるならGMにシナリオ改編依頼しないと、イージーモードになるかも。

ルールに不慣れだった事もあり、とにかく虱潰しに現場を調査するPC達。
そして足りなくなる行動回数。
行動最後の1回の時点で「あ、これ情報共有してないとあかん奴」と理解する。
哀れクトゥルフ脳。証拠を集める事だけが攻略では無かったのだ。

良く分からん状態で突入したクライマックスフェイズ。
それまで何とか協力しあいながら探索を進めていたPC達が、
クリア条件のキーアイテムを奪い合う形に。
口裏合わせて仲良くアイテム使う、でも良かったのだが、その辺みんなは色々と察して、
この状況ならこうなるだろうという破滅の道を選び始める。

クライマックスフェイズでは、「自分の秘密を格好良く暴露すると判定にプラス効果」(GM談)と言われたのだが、最終的にPC達の間で「信頼を得ていない者にキーアイテムは渡さない」という流れになり、秘密暴露が同情を誘う感じに修正されていくPC達。滑稽である。
因みに私は「暴露しない方が終わるまで疑心暗鬼を膨らませそうで面白い」という理由で暴露をしなかった。鬼畜である。

最終的に、5人中3人が生還。ホラー系TRPGのシステム初プレイにしては上出来でしょ!

シナリオ集を使えば資料の用意は印刷とハサミ入れるくらいで良いので、
サクッと遊ぶ分にはかなり良いと感じました。
次回はインセインSCPという追加ルール付きをやるようで。それも楽しみ。

ネトゲもいいけどオフゲもね!